どうもでございます。
ばすてい(@morosaredo)です。
なんという個人的な記事でしょう。
「こんなの誰が読むんだ」という感じではありますが、鉄道開業150年のこのタイミングで、何か鉄道に関する記事を出したかったのです。
しかし、特に鉄道オタクというわけでもない私には、専門性のある解説系の記事は書けません。
うーん、どんな記事にしようかなと考えてみたところ、パッと思い浮かんだのが「私が今まで撮った鉄道の写真を振り返る」という企画。
たまたま見かけて適当に撮った写真から、わざわざ泊まりで見に行ったものまで、色々あります。
とは言っても、あくまでただの一般人。ぜーんぜん鉄道知識はありません。
「有名だから」とか「かっこいいから」という、ただそれだけの動機で写真を撮っただけです。
高い一眼レフカメラとかを手にして、スジがどうとか構図がどうとか仰っているマニアの方が見たら、呼吸困難に陥りながら失神してしまうような適当な写真ばかりです。
非鉄オタが今まで見てきた電車の数々を、思い出とともに振り返ってみます。
- 2006年 E4系MAX@新潟駅(?)
- 2008年 700系@有楽町 東京交通会館
- 2008年 某私鉄の車両基地見学会
- 2011年 絵本「やこうれっしゃ」@小学校
- 2017年 L0系(リニアモーターカー)@山梨県立リニア見学センター
- 2019年 ドクターイエロー@新大阪駅
- 2019年 TWILIGHT EXPRESS 瑞風@京都駅
- 2020年 大井川鉄道のアプト式列車@静岡県
- 2021年 山手線E235系@池袋
- 2021年 国鉄時代の名車の数々@鉄道博物館
- 2021年 西武001系(ラビュー)@所沢駅
- 2021年 E657系(ひたち)@鶯谷駅
- 2022年 N700系A@有楽町 東京交通会館
- 2022年 E7系、N700系@東京駅
- 2022年 小田急50000形VSE車(小田急ロマンスカー)@新宿駅
- 2022年 国鉄110形蒸気機関車@桜木町駅付近
- 2022年 国鉄型特急など、今も活躍する国鉄車両@中国地方
2006年 E4系MAX@新潟駅(?)
まずはこの写真です。私の手元にある写真の中だと最古の鉄道写真です。2006年2月2日に撮影。中央にいるのが幼き日の私です。2006年ということは、私は3歳です。3歳て。
おそらく撮影場所は新潟駅ではないかと思うのですが、その辺は定かではありません。
今は無きE4系MAX新幹線の、これまた今は無き2階建て車両とのツーショット。
この当時、小さい子ども特有の「でんしゃだいすき期」が来ておりましたので、E4系のことは知っていました。DVDや図鑑で見たやつが走ってるな、とそんな感じでした。
2008年 700系@有楽町 東京交通会館
2008年3月18日撮影。東京 有楽町の交通会館にあるテラスから撮った700系です。当時、在来線よりも新幹線が好きだったので、よくここに連れてきてもらって新幹線を眺めていました。
この時期にはもうN700系がデビューしており、700系とN700系の二つを永遠に見るという幼少期を過ごしました。
700系は2020年3月に引退してしまったため、今となっては700系が走行する姿にはありがたみを感じるのですが、当時は新しいN700系が来た時のほうが嬉しかったのをよく覚えています。
デザイン的にもN700系のほうがカッコイイですしね。「まーた700系かよ」とか思っていました。
今度はN700系をありがたく思う日が、いつか来るんでしょうね……。
2008年 某私鉄の車両基地見学会
2008年頃は、私の実家の沿線の一つである私鉄が行っていた車両基地イベントに何度か参加しました。
この辺が鉄道熱のピークですね。
こういう雑誌もたまに買ってもらっていました。ただ漢字とか専門用語の意味がわからないので、写真だけ見てた記憶があります。
意味を調べながらこれを熱心に読んでいたら、今頃は立派な鉄道オタクになっていたんでしょうね。
もったいないことをしたな、とつくづく思います。
2011年 絵本「やこうれっしゃ」@小学校
そして小学校に入学後、私の鉄道への関心は完全に消え失せます。
徐々に漫画とかテレビアニメへと関心が移っていき、『ドラえもん』とか『イナズマイレブン』ばかり見ていました。
(画像引用 : Amazon)
しかし、学校の朝読書の時間(SHR前、10分ほど本を読む時間がありました)には、なぜか「やこうれっしゃ」という絵本を読んでいました。
みんな持参した本を読んでいたのですが、朝読書の時間を面倒に思っていた私は適当に学級文庫の本をペラペラめくって時間をつぶしていたのです。
鉄道にも夜行列車にも興味がなかった私ですが、なぜか手に取ったのはこの絵本でした。
上野で夜行列車に乗り込む人々の絵で始まり、談笑している家族や出張に行くサラリーマン、夜中にベッドから出てトイレに行く人など、目的地である金沢駅までの夜の電車内の様子が描かれています。
文字はありません。乗客ひとりひとりの様子が、ただ緻密に描かれているのです。私はこの本が大好きすぎて、小学1年生の間、毎日食い入るように細部まで眺めていました。
そして2年生になり、教室が2年生用の教室になったため、学級文庫のラインナップが変わってしまいましたが、勝手に1年生の教室から「やこうれっしゃ」を持ってきて、代わりに「エルマーの冒険」を置いてきました。等価交換です。許してあげてください。
そんな調子で小学校低学年時代は鉄道には興味がありませんでしたが、夜行列車の本が好きで毎日読んでいました。
2017年 L0系(リニアモーターカー)@山梨県立リニア見学センター
そして一気に時は飛び、2017年。まだ雪の残る3月27日。この時は中学2年生です。
山梨観光の際に、リニアモーターカーの見学センターに行きました。全然興味はなかったのですが、まぁなんかあるみたいだし行ってみるか、とそんな感じです。あくまで観光地として見てましたね。
ちなみに今の写真で被っていた帽子ですが、子ども限定で借りることができた写真撮影用のグッズです。中学生の自分は大人判定なのか子ども判定なのか、グレーゾーンで怖かったです。
制服も置いてあったのですが、着ようとしたら腕が入らなかったのでやめました。
近くで見ていた職員の方が笑っていました。
この時には既にブログを始めていましたので、結構たくさん写真が残っています。
たしか、「リニアセンター行ってみた」みたいな記事にした記憶があります。この世から抹消しましたので確認はできません。それでいい。
2019年 ドクターイエロー@新大阪駅
2019年3月26日、関西観光をしたときに見かけたドクターイエロー。
知らない方のために説明すると、ドクターイエローとは、新幹線の線路や架線に不具合がないかを点検する検査用新幹線のことです。
10日に1回程しか運行されず、走行時刻も完全非公開、そもそも日本に2台しか存在しないため、鉄道ファンからは「見ると幸せになれる」なんていうふうに縁起物扱いされています。
半分冗談のようなものだったのでしょうが、それが図鑑などにも掲載されるようになり、ドクターイエローとその迷信はセットとして小さい子どもから大人まで みんなが知る存在となりました。
かく言う私も昔からそのことを知っていたので、「お、ラッキー」と思い こうやって写真を撮ったわけです。
2019年 TWILIGHT EXPRESS 瑞風@京都駅
2019年3月27日。ドクターイエローを見た翌日、今度は京都駅でこれまたレアな電車を見かけました。
それがこのTWILIGHT EXPRESS 瑞風(トワイライトエクスプレスみずかぜ)。
なんかゴージャスな空気感が漂っておりますでしょう。それもそのはず、この電車、乗るのに数十万円は下らない超豪華列車なのです。
最上級のコースを選択すると、軽く100万円を超します。「ザ・スイート」という、一車両まるまる貸し切りの個室があり、これが最も高い部屋です。
部屋には巨大なリビングルームや寝室、浴室があり、まさに”動くホテル”で山陰・山陽の観光地を見て回ることができるのです。
いつか乗れる日が来るといいな、とこのときからずっと思っています。
この日、初めて豪華列車の存在を知り、瑞風を生で見たことが、ほんの少しではありますが再び鉄道に興味を持つきっかけになりました。
2020年 大井川鉄道のアプト式列車@静岡県
2020年、なんやかんやで また鉄道が好きになっていました。
2020年11月3日。静岡県を走る、大井川鉄道のアプト式電車に乗りに行きました。泊まりで。
どうして急に鉄道への興味関心が復活したのか。実は、その理由を明確に覚えています。
2020年7月の朝、学校に行く前に朝食を食べながらなんとなく見ていたYouTubeで、N700S系新幹線のデビューの動画を見ました。
(この動画だったかは不明だが、こういうニュースの動画だった)
これを見て、「あぁ、そういえば昔よくN700系を眺めていたなぁ」と思い出し、色々調べているうちにハマっちゃったのです。
そして静岡に「日本で唯一のアプト式列車」が走っている路線があるということを知り、乗りに行ったというわけです。
当時、その様子をまとめた動画を作りましたが、YouTubeチャンネルの変更に伴って消しちゃいましたので、また今のチャンネルに載せときます。
(千頭駅でたまたま見かけた、国鉄C11形蒸気機関車)
こうして私の第二の「鉄道好き期」が到来したのです。
2021年 山手線E235系@池袋
(2021年3月25日。暇な時間に池袋の鉄橋の上でずっと電車を眺めていた)
そこからはもう、思春期の片思いのように、鉄道をチラチラ見ながら意識する日々が始まります。
「なんかよくわかんないけど、好きみたい……」という気持ちが胸を高鳴らせて、見かけた電車のWikipediaを読み漁ることが日課になりました。
調べていくうちに、今は無きブルートレイン(夜行列車)の魅力に気付くと同時に、二度と乗ることができないという現実に絶望しました。
2021年 国鉄時代の名車の数々@鉄道博物館
そしてついに私は、埼玉県の大宮にある鉄道博物館へと足を運びます。
ここで目にした、往年の素晴らしき鉄道車両の数々。
そしてついに自分の目で見ることができた、ブルートレインの客車と機関車。
憧れていた何もかもがここにありました。
2021年 西武001系(ラビュー)@所沢駅
2021年8月10日、初めて友人と鉄道旅へ。
西武鉄道の特急ラビューに乗って、埼玉県の秩父に旅行へ行きました。
旅行自体は最悪なアクシデントがありましたが(記事参照)、初の特急列車はすごく興奮しました。
また、これくらいの時期から、YouTubeで公開されている東京駅のライブカメラの映像で夜行列車サンライズ瀬戸・出雲の発着を毎日見るようになりました。いま日本で定期運行している最後の夜行列車です。
朝 学校に行く前の7時8分に到着を見守り、夕食の21時50分に出発を見送るということが習慣になりました。
2021年 E657系(ひたち)@鶯谷駅
(2021年10月、大学の入学面接の帰りに寄った鶯谷駅で撮影)
鉄道が好きになってからは、鉄道を見に行くという目的ができたことで旅行に行く回数が増えました。
ただし、まだ知識が全然ないので、その車両がどういう車両なのか、どれくらい貴重なものなのかなどわからずに見ているということも多いので、もっと色々知りたいなーと思うようになりました。
2022年 N700系A@有楽町 東京交通会館
2022年3月31日。かつて散々訪れていた交通会館に、14年ぶりに新幹線を見に来ました。
今では700系は完全に引退し、N700AとN700Sが行き交う、まったく違った光景に変わっていました。
2022年 E7系、N700系@東京駅
東京駅にやってくる新幹線を夜に眺めたこともありました。
今度はホームに行って、もっと長い時間やりたいなと考えています。
2022年 小田急50000形VSE車(小田急ロマンスカー)@新宿駅
2022年2月に行った高校の卒業旅行では、友人たちと小田急ロマンスカーに乗って小田原へ。
数々の賞を受賞したこのVSEという車両が、3月に定期運行を終了するということを聞き、予約して乗車しました。
小田急の在来線で行ったほうが安いのでもともとはその予定だったのですが、「VSEで行ったほうが早いから」「もう乗れなくなるから貴重な体験だよ」と説得しました。
友人たちは終始興味がなさそうでしたが、最終的に「いいじゃないの~」と日本エレキテル連合の真似をしてなんとか押し切りました。
2022年 国鉄110形蒸気機関車@桜木町駅付近
2022年4月10日撮影。
大学で必要な教材の購入をめんどくさがって後回しにしていた結果、ネットの在庫がなくなってしまいわざわざ二子玉川の書店まで買いに行ったついでに行った横浜観光。その時の写真です。
1872年(明治5年)の鉄道開業の際にイギリスから輸入した蒸気機関車のうちの一両。
もともと青梅鉄道公園に置かれていたらしいのですが、私は小さい頃に青梅鉄道公園に行ったことがあるので、記憶にはないですが今回で2度目のお目見えとなるようです。
2022年 国鉄型特急など、今も活躍する国鉄車両@中国地方
そして今年の9月6日。JR全線乗り放題のフリーパス「青春18きっぷ」を利用した、本州西日本縦断の旅に出ました。初めての一人旅です。
この旅で、ずっと見たかったたくさんの国鉄車両に出会うことができました。
鉄道博物館で国鉄車を見たとき私は、「自分は国鉄車両を見ても決して”懐かしい”とは思えないんだよな」ということが頭に浮かんで、少しナイーブになってしまいました。
なんというか、その車両が持つ魅力を100%楽しめていないような、そんな気になってしまったのです。
でも、こうやって何十年も経った今でも活躍を続けている国鉄車の姿を実際に見て、しっかりとこの目に刻んでおこうと、前向きに考えることができるようになりました。
1台だけになってしまったこの381系も、奇跡的に回送列車を目にすることができました。
↑西日本縦断の様子を動画にまとめたもの
というわけで、私と鉄道の19年間の関わりを振り返ってみました。
近づいたり離れたり、色々ありましたが変わらず鉄道は面白いものだなと改めて感じました。
ブルートレインを牽引した機関車は今、貨物列車として使われてるようなので、今度貨物線を見続ける日とか作ってみたいです。
そして何より、乗れるうちに色々な電車に乗りに行きたいですね。
胸を張って鉄道オタクだと言えるほどの熱意はありませんでしたが、最近になって「もっと色んなことを知りたい」という情熱が沸いてきましたので、いつか鉄道記事が書けるレベルになりたいものです。
最後に。150年間 日本を動かし続け、人々を魅了し続けてきた鉄道の益々のご発展をお祈り申し上げまして、この記事を締めさせていただきます。
…………近いうちにサンライズ乗りに行くかな…。
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