どうもでございます。
ばすてい(@morosaredo)です。
結構前から旅行用のリュックを探し回っていたのですが、ついに求めていたリュックが見つかりました。
無印良品のリュックを使ったり、巨大なカメラリュックの中身をぶち抜いて使ったり、色々と試行錯誤していたのですが、私の使い方だとこれらは若干不便だったんですね。
私が求めていたのはこの辺り。
- ポケットがたくさんある
- 街でも山でも使える
- 1泊~数泊できる大容量
- でかすぎない
- 背中部分は通気性の良い素材
- 防水(or撥水)
- カメラ用三脚や寝袋を外付けできる
- なるべく安く!(高くても1万円。でも1万円でも全然高いぞ)
わがままですね。
「大容量だけど大きすぎない」とか言ってますよ、こいつ。
しかしまぁ、妥協することなく荷物を入れて、不便に感じることなく使いたいわけでございます。
記事の撮影などでよく旅行に行くのですが、都心部を歩くこともあれば急に山登りになることもあるので、「電車内で邪魔にならないサイズ」を意識しました。
突然の雨でも気にすることなくそのまま背負っていられて、拡張性もあるリュックはどこかにないだろうか……。
ありました!!!!!!!
「Mardingtop ミリタリーバックパック 40L」はこんなリュック
価格 | 6,290円(2024年2月現在・Amazon価格) |
容量 | 40L |
MOLLEシステム | 〇 |
撥水 | 〇 |
色 | ブラック(黒)、カーキ(土色)、アーミーグリーン(深緑) |
本体サイズ | 約39cm(幅) x 約51cm(高さ) x 約24cm(厚さ) |
重量 | 約1.19kg |
私の旅行は1泊~1週間、あるいはそれ以上というように期間がまちまちなので、オールマイティに使えるサイズ感のものが必要でした。
そしてもちろん高いのは勘弁!ということで、1万円以下で探すことに。そして見つかったのが「Mardingtop ミリタリーバックパック 40L」です。
実際にこれを背負って何度か旅行に行きましたが、うーん、買って良かった。いい買い物をしました。
さっそく良い点・悪い点を書いていきますが、使い心地がわかりやすいように、私が旅行に行く際の荷造りをした状態で写真を撮りました。
3泊~の想定で荷造りしました。基本的に3泊以上になると服や下着の数は変えずに、現地で洗濯しながら着まわすようにしています。
記事が公開されるまでしばらくお待ちください!
↑私のリュックの中身の詳細はこちらの記事でご紹介しています。
使ってみてわかった良い点
謎メーカーじゃない
私自身、これまでMardingtopという会社名を聞いたことがなかったので、購入前には少し不安を感じていました。
謎メーカーの粗悪品を買うことになったら嫌だなと思い、メーカーについて調べてみると、公式ホームページを発見。1986年に設立された、中国のミリタリーリュックメーカーだということがわかりました。
35年以上続いているリュックメーカーということらしいので、ある程度信頼ができると判断。購入にいたりました。
サイズがちょうどいい
大きすぎず、小さすぎず、絶妙にちょうどいいサイズです。
色々良いなと感じる点はありますが、結局これがいちばん嬉しい。
3泊以上の長期旅行に必要なものは全部入るし、電車でも邪魔にならない。
実は購入前、「40Lだと小さいかな」と不安だったのですが、そんなことなかったです。これ以上大きいと巨大すぎるし、これ以上小さいと荷物が入らない。本当にちょうどいいサイズです。
人それぞれ荷物の量は違いますが、ホテルに泊まることを前提としてタオルや風呂用品を入れない一般的な荷造りをした場合、3泊は余裕、4泊も可能という感じだと思います。
ポケットが広い
手前から①小ポケット、②中ポケット、③大ポケットとなっています。両サイドには④縦長サイドポケット。
①小ポケットはこんな感じ。
大きく2つのエリアに分かれていて、手前にはペンを差すポケット×3と手帳サイズのポケット×1。奥のエリアはハードカバーの本が入るくらいの大きめサイズ。
②中ポケット。
上部に大きめのメッシュポケットがあります。中身が一目でわかって取り出しやすいため、歯ブラシや充電器などのすぐに取り出したいものを入れています。
ネットカフェに宿泊するとき、リュックに手を突っ込んでガサゴソと音を立てながら探すと隣の人に申し訳ないので、頻繁に出し入れするものをこのメッシュポケットにまとめたりもしています。
③大ポケット。メインの収納スペースです。
ノートPCやタブレット用の薄いエリアと、大収納部分に分かれています。私は薄いほうにノートPC、大収納部分にお風呂セットや着替え、カメラ機材を入れています。
④縦長サイドポケット。500mlペットボトルが余裕で入るくらいのサイズです。結構でかい。
撥水加工で雨に強く、記事が厚くて破れにくい
600D(デニール)の耐水性ポリエステルで作られているため、水が中に染みとおりません。
Dとは、ざっくり説明すると「糸の太さ」のこと。Dの数値が上がることで、重さが増えるぶん耐久性が向上します。一般的なリュックはだいたい30Dから1000Dくらい。
200Dを超えると結構頑丈な部類に入るのですが、このリュックは600D。ある程度なら引きずったり、傷つけたりしても影響はありません。
よって、繊維が太く細かいため水も入りにくいというわけです。実際、雨の中で背負っても中身が濡れていませんでした。雨が降るたびにいちいちリュックカバーを取り出す必要が無い。これがかなり嬉しいです。
ただし防水ではなくあくまで耐水ですので、豪雨のなか傘を差さずに歩いたり、水の中に入れたりすると濡れてしまいます。何度か使ううちに感覚的に「このくらいの雨なら大丈夫」「これだけ降るとまずいかも」というのがわかってきます。個人的には、豪雨でない限り大丈夫という印象でした。
上の取っ手が頑丈
リュックを持ち上げるときに掴む、上の取っ手。
実はここが結構重要なんですね。荷物をたくさん入れる旅行リュックにおいて、取っ手の頑丈性は重要視すべきポイントだと思います。
ここがペラペラの弱いつくりだと、すぐに根本から千切れてしまうんですね。実際、私が高校生の時に通学用で使っていたリュックは、2kgほどの教科書の重さに耐えきれず数日で千切れてしまいました。
高校1年生の初めの頃はしっかり全ての教科書・資料集を家に持ち帰っていたためです。途中から無意味だと気付き、筆箱含め全部置き勉するようになりました。以後3年間、毎朝からっぽのリュックを背負って通学していました。リュックを背負うと暑い夏の日には、リュックを持たず手ぶらで行くこともありました。友達がいなかったので、全員から奇異の目で見られていましたね。
……嫌なこと思いだしちゃったね。
サイドのポケットにチャックがついている
地味に嬉しいポイントです。リュックのサイドポケットって、チャックがついてないことが多いんですよね。おそらく、すぐに出し入れできるようにというのと、色々なサイズの水筒に対応するためというのが主な理由だと思いますが、私はずっとチャックが欲しかった!
気付かない間に落としてしまう危険性を感じながら歩くのは嫌だし、人混みの中でこっそり毒物とか入れられるのも嫌だし……(私は基本的に自分も他人もまったく信用していない)。
私の場合、片側に水筒、反対側に折りたたみ傘を入れてるのですが、折りたたみ傘は落下音に気づきにくいと思うので、怖かったんです。落下防止にも盗難防止にも、何かとチャックはありがたい存在です。
高品質なYKKジッパーが使用されている
ファスナーは世界シェア約40%以上の大手国内メーカー「YKK」のものを使用。
と書いてありましたが、ご覧の通り引き手が紐状のものに変えられているため、YKKのロゴが確認できず実際のところは不明です。でもかなり頑丈なつくりで、粗悪品っぽさはないから、たぶん本当だと思います。
本物なら、どうしてそんな偽装っぽいことするんだ?という疑問を抱いてしまいますね。しかし、小さい金属の引き手よりも紐のほうが使いやすい気はします。あと、意外とこっちのほうが頑丈な気もします。折れたり曲がったりしないですからね。
MOLLEシステム対応なので、かなり自由にカスタマイズできる
「MOLLEシステム」とは、アメリカ軍やイギリス軍でも採用されている装備システムのことです。
リュック表面にいくつかついているゴムベルトがそれ。
ここに専用のベルトを使って物をくくりつけることで、リュックの拡張が可能なんですね。カメラの三脚やテント、登山用のトレッキングポールをつけたり、ステンレスマグカップや小型ポーチを付けている人が多いです。
寝袋とか三脚を中に入れるとあまりにかさばるので、外付けできると非常にありがたいわけでございます。小型ポーチをつけて、すぐに取り出すものをまとめておくという使い方も便利です。
底面にもMOLLEシステムあり。全部リュック表面につけてたら重心がとんでもないことになっちゃいますからね。テントとか寝袋とか、重いものはなるべくこっちに付けたほうが良さそう。
実は私、まだMOLLEシステム使ったことないんです。このリュックを買ったのが冬なので、テントや寝袋を使う旅行に行けてないんですね。春になったら完全装備で行ってみます!
給水用の穴が空いている
給水タンクをリュックに入れて、穴からホースを出しておくことですぐに水分補給できる「ハイドレーションシステム」。登山者の方がよく使っていますね。
このリュックはハイドレーションシステムに対応しているので、上部にホースを出すための穴が空いています。
私はハイドレーションシステムは使わないので、リュック内のモバイルバッテリーと携帯やカメラを繋ぐケーブルを出すために使っています。
穴が空いてると雨が入っちゃうんじゃないの?と心配でしたが、特にそういうことはありませんでした。
悪い点
たぶん40Lじゃない
え?と耳を疑ったかもしれませんが、このリュックたぶん40Lじゃないです。
他の40Lのリュックを見るとわかりますが、「Mardingtop ミリタリーバックパック 40L」は他のものと比べてひと回りくらい小さいんですよね。
個人的な感覚だと、実際のところは36L~37Lくらいという感じがしています。これはまぁよろしくないですね。「四捨五入したら40Lだから40Lと書いてしまうんだぜ!」的なことでしょうか。よろしくないですね。
Amazonの商品画像を見たらすぐに違和感を感じることができますが、他の40Lのリュックを見たことがないと間違いなく気付かないですよね。
私は「だいたい40Lくらいあればいいな」と思っていたので、ひと回り小さいことも織り込み済みで買ったのですが、しっかりと40Lを必要としている方にとっては明確なマイナスポイントですね。
マイナスポイントというか、選択肢から外れてしまうかもしれません。本当の数値をきちんと書くべきですよね。
軽くない
重量は1.19kg。1kg超えてます。
先述したとおり、600Dの厚手の生地を使っていることもありずっしりしています。重いわけじゃないけど、決して軽くはないです。
おわりに
以上、「Mardingtop ミリタリーバックパック 40L」を買って使ってみた感想でした。
ようやく長かった「旅行リュック探しの旅」に終止符を打つことができました。
35L以上で頑丈、耐水性があって拡張もできる。普段使いもできますが、個人的にはやはり旅行リュックにおすすめです。
旅行用の荷物は常に全部このリュックに入れているので、瞬時に旅に出ることができます。実際はそんな無計画に宿泊旅行に行くことはないですが、そういうリュックがひとつあると毎日がなんとなく楽しい。