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【レビュー】半開放型ヘッドホン「SW-HP100」が高音質すぎて本当にオススメ

ガジェット
この記事は約25分で読めます。
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こんにちは。

最近、板前さんとお寿司で囲碁をする夢を見たばすてい(@morosaredo)です。


これからもこういう日々を過ごしていきたいです。


まずはじめに。

今回買ったヘッドホン「SW-HP100」こんな人におすすめです。


  • 閉塞的な音は嫌い
  • ロックやポップをよく聴く
  • 中音・高音が綺麗だと嬉しい
  • 低音もある程度は欲しい
  • 断線の心配をしたくない
  • 長時間聴いていても聴き疲れしないヘッドホンが欲しい
  • 長時間着けていても耳や頭、首が痛くならないと嬉しい
  • 2万円までなら出せる


個人的に、「SW-HP100」はこれらの条件をクリアーしていると感じました。

この辺の条件が見事に揃っているヘッドホンも珍しいと思います。


というわけでして、今回は「SW-HP100」徹底レビューしていきたいと思います。


なお、製品のレビューのみ見たいという方は、目次の「というわけで」を押してそこから読んでいただければと思います。



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ヘッドホン探しの旅

オーディオに興味がなかった中学生の頃に買った、3000円程度のイヤフォンヘッドホン

数年間使い続けてきましたが、いい加減そろそろ買い替えたい。


オーディオに興味を持ち始め、DACだのS/N比だのというような専門用語を知った今、さすがに我慢ができなくなってきました。


ということでちょっと前から色々と調べたりして、良いヘッドホンがないかと探していたのですが、最終的にいくつか候補を絞ることができました。



私がヘッドホンに求めていた条件

ヘッドホンを探すにあたり、私が求めているいくつかの条件がありました。

それがこの7つ。


  • クリアな音質
  • 低音が効く
  • 高温の伸びが良い
  • 長時間聴いても聴き疲れしない音が出る
  • 長時間聴いていても耳や頭、首が疲れない
  • 音場が広い(音に広がりがある)
  • ケーブルの着脱ができる


これら全てを備えているヘッドホンはネットでは見つけることができませんでしたが、それでもいくつか候補を選ぶことができました。


特に気になっていたのが、モニターヘッドホンの王道「MDR-CD900ST」


モニターヘッドホンとは、楽曲制作のときに音をチェックするために使用するヘッドホンのこと。つまり、原音に忠実で正確な音が出るということ。


「普段使いには向いていない」といった意見を目にしましたが、とりあえずこの時点での第一候補はこのヘッドホンでした。


実は、ネットでヘッドホン探しをしているとき、少しモニターヘッドホンびいきで見ているところがありました。


というのも、私は普段の音楽鑑賞の他に、簡単なマスタリングをすることがあるからです。マスタリングとは、楽曲のデータをいじって聴きやすくすること。


私の場合ですと、レコードの音源をパソコンに取り込んだ後、デジタルデータとして聴きやすいようにノイズを消したりといったようなことをします。


モニターヘッドホンだったらそれもやりやすいんじゃないかなーなんてことを薄っすらと考えておりましたので、わりかしモニターヘッドホンに比重を置いて検索をかけておりました。


そんなわけでして、この時点では「MDR-CD900ST」が一番気になっていました。


余談ですが、音質にえげつないこだわりがあり“音の職人”とも称されるミュージシャン、山下達郎さんは、楽曲制作でも普段のリスニングでもこのヘッドホンを使っているそう。


もうAmazonで買っちゃっても良いかななんて思いましたが、どんな音が出るかわからないものを買うのはあまりにリスキー。



専門店に試聴に行ってみた

なので、試聴に行ってきました。


eイヤホン秋葉原本店。

イヤホン・ヘッドホン販売店の最大手です。おそらく全国を探してもこれほど品揃えが良いお店は無いのではないでしょうか。


イヤホン・ヘッドホンの他にも、DAC(音質良くする機械)やポタアン(同じく音質をよくする機械)など、周辺機器も豊富に取り揃えています。


ここに行っときゃ間違いないので本当はもっと早く行きたかったのですが、外出自粛ということでしばらくネットでの情報収集にとどめていました。


しかし先日、秋葉原付近まで行く用事がありましたので、平日だし人の少ないうちに寄ってみようと思いまして、eイヤホン秋葉原本店にお邪魔しました。


店内には大量のイヤホン・ヘッドホンがぶら下がっておりますので、色々試し聴きしていきます。


ヘッドホンには特徴として、こういった点があります。


密閉型ヘッドホン開放型ヘッドホン
外側の面が覆われている普通のデザインヘッドホンの外側の面が網状になっていたり、穴が開いている
低音が響きやすい低音が逃げやすい
遮音性が高いため、音漏れしにくい穴が開き開きなのでめちゃくちゃ音漏れする
音がこもりやすく、高音が伸びにくい高音が伸びやすい
音が閉塞的で、窮屈に感じやすい広い音場感を出すことができる


今回求めている条件として、“低音が響いて高音が伸びる”というのがありましたが、これはなかなか難しいことです。


密閉型を選ぶと低音が響くけど高音が伸びない。開放型を選ぶと高音が伸びるけど低音が響かない。


うまく折り合いがつくヘッドホンを、試し聴きして探さなければなりません。


さぁ、とりあえずまずはアレですよね。一番気になっていた「MDR-CD900ST」


どれどれ?と胸を躍らせながら試聴をしてみた結果…………。





あれ?なんか違うぞ………?




なんか………




思ってた以上にシンプルな音だ………!


原音を忠実に再生するモニターヘッドホンというものを、ここで初めて知りました。


私には、 「MDR-CD900ST」の音は素直すぎて面白味が無いように感じられたのです。


たしかに作業として音を聞く場合にはもってこいなのかもしれませんが、普段リスニング用途で使うには音が好みじゃなさすぎます。


やはりヘッドホンというのは好みの問題ですので、好き嫌いがあります。

この「MDR-CD900ST」が生涯のパートナーという方もいると思いますので(山下達郎さんのように)、あくまで私個人の意見として捉えていただけると幸いです。


というわけで、この時点で「MDR-CD900ST」は選択肢から外します。



さーてどうしたものか。とりあえず片っ端から聴いていくことにしました。

密閉型開放型、それぞれ色々聴いてみましたが、私的に魅力を感じたのは開放型

やはり音場が広くて聴きやすい。


なかでも大変惹かれたのが、GRADOSR80x


開放型の恩恵がじゅうぶんに受けられるうえ、低音もなかなか響く


これにしようかな、と悩んでいると、店員さんが声をかけてくれました。


お悩みですか?

はい…。SR80xが好きな音だったので、これにするか悩んでいるのですが……。

なるほど。すごくバランスの良い音ですよね。でしたらこちらもおすすめですよ。


そういって紹介されたのが、城下工業のSOUND WARRIOR SW-HP100。


そうですか、ありがとうございます。


早速試聴してみたのですが、なんじゃこりゃな代物でした。

音が好きすぎる!!!!!!!!


今まで試聴してきたどのヘッドホンよりも、しっくりくる感じがありました。

ひょっとして、私にとっての最強のヘッドホンってこれなのでは?とさえ思ってしまうほどでした。



というわけで

買いました。


SOUND WARRIOR SW-HP100。


細かいレビューの前にまずは開封。


こんな箱。非常にシンプルなデザイン。


開けると、ビニール袋に入った製品が見えてきました。梱包も簡素な感じ。


こちらが内容物。

左から、保証書(期間は1年)ヘッドホン本体ケーブル3.5mmステレオミニプラグ⇒6.3mm標準プラグの変換アダプタ(普通のヘッドホンやイヤホンのプラグを、アンプなどに繋げるように変換するアダプタ)。



詳細なスペック(性能)

製品の詳しい情報です。


開発・製造城下工業株式会社
型番SW-HP100
タイプセミオープン・エアー・ダイナミック型
ドライバーユニット外径φ40mm
インピーダンス38Ω/1kHz
周波数特性10Hz~35kHz
最大入力150mW
出力音圧レベル98dB/1kHz,1mW
重量220g(本体のみ)
ヘッドバンドビニールレザー
シェル素材ナイロン樹脂
プラグ形状(ケーブル着脱部)Φ2.5mmモノラルミニジャック×2(L/R)
価格(税込)19,250円(メーカー標準価格)
公式サイトより抜粋して引用


城下工業株式会社とは、長野県に本社を置く音響・通信機器の研究開発型製造メーカーです。

この記事を書くにあたり、城下工業さんについて調べさせていただいたのですが、製品開発への熱意が凄いです。


イヤホン販売店音楽スタジオから出た意見要望に耳を傾け、それらを活かして製品開発に取り組んでいるようでして、なんともユーザー思いな開発を行ってくださっています。

実際、使っていて非常にありがたく感じる点がいくつもあります。

さて、ここからそういった点も含めて、具体的に使ってみてわかった感想を書いていきます。



最強たるゆえん

モニターヘッドホン制作で培われたノウハウが注ぎ込まれている

この「SW-HP100」は、モニターヘッドホン「SW-HP10s」改良して進化させたものです。

「SW-HP10s」は、プロが楽曲制作するために開発されたものであり、高音質、高耐久性、しっかりとした装着感を意識して作られたそうです。


その後、「SW-HP10s」をより音楽鑑賞に適したものにしようということで改良し、「SW-HP20」が誕生します。


そして更に改良を重ね、この「SW-HP100」が完成したそうです。

源流を辿るとモニターヘッドホンがあるからなのかはわかりませんが、一つ一つの音の解像度が高く、非常に高音質に感じます。



安心の日本製

安い買い物ではありませんので、耐久性や品質については気になるところですが、「SW-HP100」は安心の日本製

“MADE IN JAPAN”の文字が頼もしいです。



抜けの良い中音と高音

この製品が得意とするのは、中音高音です。物凄く聴きやすいです。

ボーカルの声がすごく自然に聞こえて、音楽がそれを綺麗に引き立たせてくれるといった感じでしょうか。


中音・高音ともにキンキン鳴ったりすることはなく、リラックスできる心地良さがあります。

変に強調することなくここまで綺麗な表現をするのですから、本当に凄いと思います。



広い音場を感じられる

個人的に、開放型の最大のメリットだと思っています。


音に息苦しさを感じることがなく、空間的な広がりを感じることができます。

昔、オーディオに興味がなかった頃は、こういう表現を聞いても「なんだよそれ」と思っていましたが、スピーカーで音楽を聴くようになってようやくわかりました。


音場が広いというのは、広いコンサートホールで演奏を聴いているような感じで、音場が狭いというのは、狭い部屋や録音スタジオで演奏を聴いているような感じです。

音に広がりがあり、音楽鑑賞を楽しく行うことができます(←幼稚な表現みたいだけど、実際そうだから)。



長時間聴いていても疲れない

音場が広いおかげで聴き疲れしにくいです。また、音自体も過度に強調されたりしておらず、自然な音の表現がされるというのもかなり大きいと思います。



人間工学に基づいたデザインのため、フィットしやすく疲れにくい

人間工学基づいたエルゴノミックデザインを採用しているため、長時間装着していても疲れにくいというのも嬉しいポイントです。


また、眼鏡をかけたま装着しても全く耳が痛くならないのは驚きました。

実験的に、フレームがプラスチック系の眼鏡とメタル系の眼鏡とを両方試してみましたが、1時間程経ってもどちらも痛くならず。


大体のヘッドホンは眼鏡を耳に押し付けてしまうため、しばらく使っていると耳の上が非常に痛くなってしまいます。それがどういうことか、これは全く痛くならない…。

これもエルゴノミックデザインによる賜物なのか……?


その辺はよくわかりませんが、ありがたいことに違いありません。



断線が怖くない

ケーブルが取り外し可能です。


ほら。


そのため、もし何かの事故で(あるいは長い期間使用して)ケーブルが断線してしまっても、ヘッドホンごと買い替える必要はなく、ケーブルだけ買えば使い続けることができます。

これはとんでもなくありがたいです。


多少気楽に扱えるというか、高価だからといってガチガチに緊張することもありません。



リケーブルできる

オーディオマニアの中には、リケーブルということをする方がいます。

ケーブルを他の製品に付け替えて音質の向上を図ったり、音の変化を楽しんだりする行為をリケーブルと言います。


私自身はまだその領域に踏み込んでいないので詳しいことは書けないのですが、いずれ挑戦してみようと考えております。非常に楽しそうです。


こういった自由度の高さも、「SW-HP100」の優れた点と言えるでしょう。



強いて言うなら…

これだけ良い点ばかりの「SW-HP100」ではありますが、もちろん惜しいなと感じる点もいくつかあります。


低音が弱め

開放型にしてはかなり頑張っているほうだとは思いますが、どうしても低音が逃げる感覚があります。


私はイコライザー(高音や低音などの強さを自分好みに設定できる機能、あるいは製品のこと。スマホや音楽再生アプリ、オーディオプレーヤーにも内蔵されていることが多い)で低音を若干上げて対応していますが、それでじゅうぶん響きがよくなりましたので、あまり問題に感じていません。


音漏れする

開放型の悲しい宿命です。めちゃくちゃ音漏れします。


友人に「SW-HP100」を装着してもらい、音楽を再生しもらうと、超爆音で聴いているわけでもないのに、「こいつ耳大丈夫か?」と思うほど音が漏れてきました。


この感じですと、電車内などでは使わない方がよさそうです。隣に座っている人に丸聞こえです。何の曲を聴いているまでわかります。


あくまで、自宅用の贅沢ヘッドホンとして利用するのが良さそうです。



イヤーパッドがダメになるのが早そう

実際に長く使ってみないとわかりませんが、この素材からするに、イヤーパッドがひび割れてしまうのが早そうです。

イヤーパッドがボロボロになったって使うことはできるわけですが、どうも見栄えが悪くなってしまいますからね。


ただ、イヤーパッドの替えネットで買うことができますので、そこまで深刻に考える必要は無いと考えています。



おわりに

以上、「SW-HP100」のご紹介でした。

最近買ったものの中でもダントツで気に入っております。


クリアな音、伸びの良い中高音、開放的な音の広がりなど、かなり私好みな音なうえに、疲れにくい設計で着脱式ケーブル採用ということで、私の求めている性能が詰め込まれていました。


そして何より、1万円台という価格設定も非常に助かりました(学生としてはじゅうぶん高く感じますが……)。


秋葉原での運命的な邂逅に感謝です…ほんとに。

というわけでして、ヘッドホンをお探しの方、おすすめです! 

ではまた!



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