どうもでございます。
ばすてい(@morosaredo)です。
早いもので、もう2021年も終わりに近づいてきました。これ、最近アップした記事全部で言ってます。
さて、それでは本題に入らせていただきます。
私、レコード収集の趣味がありまして、普段からよくレコードショップとかに行っているのですが、ジャケ買いは基本しません。
だって後悔したくないじゃないですか。
そりゃあ、買おうか悩んでるときは良いですよ。
「名盤臭くね!? これ名盤臭くね!? 名盤臭漂いすぎてもはや臭くね!?」
それが帰って針を落としてみて、完全なる無臭だったら嫌でしょう。
「あの時のテンションを返してくれ」と、悲しい気持ちになってしまいます。
そんな理由でジャケ買いはあまりしないのですが、ある一定の条件を満たした場合のみ買うことがあります。
それがこれ。
- 500円以下
- 盤質が良い
- 好きなミュージシャンが制作に携わっている場合
- その場でサブスクを使って試聴し、気に入った場合
- オークションやフリマサイトの販売価格よりも安い
これらの基準を達成した場合のみ、購入するようにしています。
まず、どうして500円以下のものしか買わないのか。
これは至ってシンプルな理由で、お金がないからです。
ジャケ買いなんていわば賭けですからね。
欲しいけどまだ買えてないレコードもたくさんあるなか、一期一会を大切にして目の前にあるレコードの可能性にベットしているわけです。
金銭に余裕があれば上限を上げたいものですが、お財布と相談した結果今のところは最高500円までしか出せません。
そして次。これはまぁ言わずもがなですね。盤質が良くないと買いません。
ジャケットとか解説書は正直どうでもいいです。帯も、あってもなくてもどちらでも良い。
ただ、盤だけは綺麗じゃないと嫌です。埃とかは拭けばいいんですけど、傷やカビはちょっと面倒ですからね。
ただし、これは個人個人のコレクションの考え方によりますね。私は綺麗に聴ければある程度の汚れや欠品は気にしない派です。
あ、でもジャケットが無いのもちょっと嫌かも……。
そして、「好きなミュージシャンが制作に携わっている場合」。これ、結構多いです。
何の気なしに裏返してクレジットを見てみたら、「え!? これ、SUGAR BABEがバックコーラスやってんの!?」みたいなことが頻繁にあります。
いわゆる”推し”の活動を追う一環として、こういった点も要チェックなわけであります。
4つ目の条件、「その場でサブスクを使って試聴し、気に入った場合」。
お店の隅っこに行って、イヤフォンでサブスク試聴してみます。
アルバムをフルで聴くのは時間がかかりすぎてしまいますので、一番有名な曲を1曲通しで聴くか、全ての曲を飛ばし飛ばし聴くかのどちらかをします。
もちろんその程度ではしっかりとした判断をすることができませんので、正直そこまで意味がないような気もしていますが。
しかし、稀にとんでもない名曲を発見することがあるのも事実。
レコードをレジに持っていくのが楽しみになるくらいのこともごく稀にあります。
そして最後、「オークションやフリマサイトの販売価格よりも安い」というこれ。
ネットのほうが格段に安かったりしたら、何だか購買意欲が削がれちゃうので買わないです。
ただ、だからと言ってネットで買うのかと言ったらそういうわけでもない。
「なんかいいな」程度だとわざわざネットで買うことは無いんです。
それを自分でもわかっているので、目の前にある品がネットよりも高い場合でも、数百円程度の差なら買うようにしています。
出会えたキセキ代ということにしておきましょう☆彡
☆彡
☆彡
- ジャケ買いして良かったレコード
- 「AQUA CITY」 – 杉山清貴&オメガトライブ
- 「Night Out」 – Ellen Foley
- 「Introducing The Hardline」 – Terence Trent D’Arby
- 「What Will You Do with Your Life」 – The Barrett Sisters
- 「Phoebe Snow」 – Phoebe Snow
- 「Cuts Like a Knife」 – Bryan Adams
- 「Nether Lands」 – Dan Fogelberg
- 「抱きしめてオンリィ・ユー」 – 山下久美子
- 「Forever by Your Side」 – The Manhattans
- 「Galaxy」 – War
- レッツ、ジャケ買いライフ
ジャケ買いして良かったレコード
「AQUA CITY」 – 杉山清貴&オメガトライブ
杉山清貴&オメガトライブの1stアルバム「AQUA CITY」です。
1983年リリース。オリコン4位を記録。
ジャケットとアルバム名からシティポップの雰囲気を感じたため試聴してみたらドンピシャでした。
A面1曲目「SUMMER SUSPICION」は、作曲者が林哲司ということでも有名。
竹内まりやの「September」や松原みきの「真夜中のドア〜Stay With Me」を作曲した、シティポップの重要人物です。
この曲は当時大ヒットしたため、たくさんのオムニバスアルバムにも収録されているみたいです。
他の収録曲にも良い曲がたくさんあります。
「MIDNIGHT DOWN TOWN」や「LIGHT MORNING」、「UMIKAZE TSUSHIN(海風通信)」あたりがお気に入り。
秋元康の作詞が多いのも豪華で良いですね。
2021年、リミックスCDが出ました。
「Night Out」 – Ellen Foley
1979年リリース。アメリカの歌手Ellen Foleyの1stアルバム「Night Out」です。
オランダの週間アルバムチャートで2位を獲得。
収録曲のほとんどがカバー曲で、Ellen Foleyの曲は2曲だけ。
そのうちの1曲、「We Belong to the Night」が非常に良い曲で、惚れ込んで買ってしまいました。
この時代の音楽の良さが詰まっている感じがします。
個人的に、こういう静かなのか激しめなのかよくわからない曲が好き。
「Introducing The Hardline」 – Terence Trent D’Arby
1987年リリース。アメリカ人歌手Terence Trent D’Arby(現Sananda Maitreya)がイギリスで発表したアルバムです。
「Introducing The Hardline」。
全英チャートで初登場1位、その他アメリカやオランダ、ドイツ、オーストラリアなど様々な国のチャートでトップ5入り。
1987年にコロムビア・レコードから発売されたデビュー・アルバム『T.T.D. Introducing The Hardline According to Terence Trent D’Arby』はロック、ファンク、リズム・アンド・ブルース、ゴスペルなどをクロスオーバーさせた音楽性で瞬く間に成功を収め、発売後3日間でミリオン・セラーに達する。アメリカでも逆輸入の形でヒットし、累計売上は1200万枚を超えている。
Wikipediaより引用
このように、セールス的にも音楽的にも成功した、すごく評価の高いアルバムです。
収録曲がどれもかっこいい。
時代を反映したソウルフルな曲といった感じでしょうか。
なかでもおすすめはこの曲。
Billboardで1位を記録し、その他各国でトップ10入りした「Wishing Well」。
かっこいいでしょ。
「What Will You Do with Your Life」 – The Barrett Sisters
3人組ゴスペルグループThe Barrett Sistersの8thアルバム「What Will You Do with Your Life」。
1982年リリース。
1950年頃にチームを組み、40年以上に渡って3人で活動を続けました。
私が初めて手にしたゴスペルのアルバムです。
ゴスペルならではの歌唱によって、初めはどれも同じように聴こえましたが、何回か聴いているとそれぞれの曲の違った良さが見えてきました。
まだまだ勉強不足で知識があまりありませんが、ともかく気に入っている一枚です。
「Phoebe Snow」 – Phoebe Snow
1974年リリース。Phoebe Snowの1stアルバム「Phoebe Snow」(邦題は「サンフランシスコ・ベイ・ブルース」)。
オーストラリアの年間チャートで45位を記録。
Billboardで5位を獲得した彼女の最大のヒット曲「Poetry Man」が収録されています。
大人な雰囲気の洒落た曲です。やっぱり何と言っても声が良い。
「Cuts Like a Knife」 – Bryan Adams
1983年リリース。Bryan Adamsの3rdアルバム「Cuts Like a Knife」。
Billboardで8位を記録。
このアルバムのヒットによってBryan Adamsはその地位を不動のものとします。
お気に入りは、表題曲「Cuts Like a Knife」。
日本の文化的に、「ナイフのように切れる」と聞くとなんだか厨二チックな感じがしますが、そういう曲ではなく、恋人との関係を断ち切るという歌。
暗いテーマですが、決して後ろ向きな気持ちではなく、「また新しくやり直そう」という思いがあるからか、ロックでポップな曲になっています。
「Nether Lands」 – Dan Fogelberg
1977年リリース。Dan Fogelbergの4thアルバム「Nether Lands」。Billboardで13位を記録。
爆発的に大ヒットした曲は収録されていないようですが、完成度の高さは目を見張るものがあります。
好きな曲は「Once Upon A Time」。
フォークを軸にロックで固めるという感じ。聴いていて非常に心地良いです。
Eaglesなどのフォークロックが好きな方はおすすめです。
「抱きしめてオンリィ・ユー」 – 山下久美子
洋楽続きでしたが、ここで邦楽です。
オリコン週間チャート4位を獲得した、山下久美子の4thアルバム「抱きしめてオンリィ・ユー」。
1982年リリース。
大ヒット曲「赤道小町ドキッ」のシングルと同時発売でした。
ただし今作には未収録。
こちらもシティポップ感満載の楽曲揃いです。
表題曲に痺れたので買いました。
それとジャケット写真も良い。
ジャケットの名盤感すごくないですか?
「Forever by Your Side」 – The Manhattans
1983年リリース。アメリカのR&BグループThe Manhattansの13thアルバム、「Forever by Your Side」です。
これはもう本当に衝撃でした。
A面1曲目の「Crazy」を聞いた時の体験は今でも忘れられません。
いつものようにレコードを漁っている時、ジャケットに惹かれて手に取り、イヤフォンで聴いてみたらそのスタイリッシュなサウンドに引きずり込まれました。
一瞬で世界に飲み込まれるような感覚です。
何? 最初の「ァァァァ」みたいなやつ! かっこよすぎるだろ!!
海外のシティポップという感じがします。
「Galaxy」 – War
1971年リリース。ソウル、ファンク・バンドWarの3rdアルバム「Galaxy」です。
先述した「Forever by Your Side」を聴いて以来、すっかりこの種のサウンドの虜になってしまい、それっぽいものがあったらすかさず手に取って試聴するようになりました。
そして見つけたのがこれ。
いかにもそれっぽいのでワクワクしながら聴いてみると……やっぱりそうでしたカッコイイです。
ファンク色が強くて素敵。
音の使い方からは時代を感じるけど、最近の曲と言われても信じてしまうかも。
レッツ、ジャケ買いライフ
いかがでしたでしょうか。
2021年にジャケ買いしたLPレコードの中から、特にお気に入りのものを10枚選んでみました。
安いレコードってつまり、当時めちゃくちゃに売れたレコードということだから、名曲がたくさん入っているんですよね。
意外と狙い目かもしれません。
皆様も、良きジャケ買いライフを…。
ごきげんよう。