I-O DATAのEX-LDH271DBを購入してから数か月経ったので、使ってみてわかった点などをレビューしてみます!
EX-LDH271DBのスペック
パネルタイプ | TFT27型ワイド/ADS |
表面処理 | 非光沢 |
最大表示解像度 | 1920×1080 |
応答速度 | 14ms[GTG](オーバードライブレベル2設定時:4ms[GTG]) |
最大リフレッシュレート | 60Hz |
入力端子 | HDMI(×1)、アナログRGB(×1)、ステレオミニジャックφ3.5(×1) |
出力端子 | ステレオミニジャックφ3.5(×1) |
数か月使った感想
ドットの抜け等の初期不良もなく、満足して数か月間使っています。
初めての27インチモニターでしたが、エントリーモデルとしても優秀だと思います。
使ってみてわかった良かった点と悪い点を書いていきます。
良い点
価格が安い
27インチにしては珍しく、2万円を切っています。
2020年12月20日現在のAmazon価格は16,980円。
比較的簡単に手を出しやすい商品だと思います。
かくいう僕も、「27インチってどんなもんじゃい」と思って購入したというのもあります。
27インチのサイズ感を確かめたい方やなるべく安く抑えたい方などにも非常におすすめです。
ADSパネル

ADSパネルを採用しているので視野角が広く、どの角度から見ても綺麗に見えます。
僕はこのモニターをデスクの上に置いているのですが、作業の途中に席を外し、戻ってくる際モニターを見ながら席に近づくときに顕著に感じます。
部屋に入ってからデスクの椅子に座るまでずっと一定の発色で、コントラストの変化がありません。
ベゼルが狭い
これは個人の好みの問題ですが、個人的にベゼル(モニターのフレームのこと)が細いほうが画面に集中できるので、このモニターくらいはすごくちょうど良いです。
測ってみたところ、ベゼル幅は約1cmでした。
スリムベゼルの安いモニターを探している方にはぜひおすすめしたいです。
非光沢で反射が少ない

非光沢、光沢ともにそれぞれメリット・デメリットがありますが、やはり僕はモニターに自分や部屋が反射して映るのが一番嫌なので、非光沢は絶対条件でした。
届いてみて初めてわかりましたが、人のシルエットくらいは若干反射してしまいますね。
部屋の電気が反射しているのも写真からわかります。
完全に反射を防ぐことはできないみたいですが、この程度なら良いかなと個人的には考えています。
電源ランプが目立たない

使用中は青色、スリープ中はオレンジ色に光る電源ランプ。
モニターの下にくっついてる感じで配置されているので、作業中に視界に入ることがなく、集中することができます。
これは非常にありがたい。
ボタンが目立たない

電源ボタンや各種設定ボタンは全て裏側にあります。
前面にボタンやランプがなく、I-O DATAのロゴ、電源マーク、三角形の矢印マークのみとシンプルなデザインになっています。
モニター前にスマホを置ける

モニタースタンドは、スマートフォンやタブレットを立てかけられる設計になっています。
モニターでゲームをしながら、立てかけたスマホで動画を再生したりという使い方もできます(僕がやっているというだけですが・・・)。
意外に便利です。
健康を意識した設定ができる

1時間おき、あるいは2時間おきにこのようなメッセージを画面に表示することができます。
表示位置は画面中央、画面右上から選ぶことができます。
僕のこの機能の使い方として、これが表示されたら作業のペースを1度考えてそこからの時間配分ややらなければならないことを確認しています。
他にも、映像の明暗を調整して目への負担を減らすコントラストリダクションや、ブルーライトカット機能も標準搭載されています。
悪い点
HDMIポートが1つしかない

複数台のゲーム機を繋ぎたい場合や、PCとゲーム機を繋ぎたいという場合には、いちいちHDMIケーブルを差し替えなければならず、結構手間だと感じました。
HDMI切替器を別途用意することで改善できますが、できればモニターだけで完結させてスマートにさせたかった・・・!
内蔵スピーカーの音質
これはもうヤバいです。悪い意味での「ヤバい」です。
100円均一で売られているスピーカーと同じような音質でした。
すんごいくぐもった音で、高音が弱いとか低音が弱いとかそういうレベルじゃない。
軽い音すぎて耳が痛くなるくらいでした。
おそらくこのモニターにおいて内蔵スピーカーはおまけ程度だと思います。
そのぶんの技術が映像表現に費やされていると思います。
というわけで、別途スピーカーを用意することを強くおすすめします。
少し粗く見える
そもそも、スペックを確認してみるとわかりますが、このモニターはそもそもそこまでの性能はありません。
応答速度が14msというのも、購入前になかなか引っかかりました。
ただ、そういったこのモニターにおける”弱み”は、ほとんどI-O DATAの技術力によってカバーされています。
応答速度はオーバードライブによって2msにまで向上させているし、バックライトのちらつきは革新的な設計によって軽減されています。
ただ、やっぱりちょっと粗く見える・・・。
Retinaディスプレイ等に慣れている方は結構粗く見えるかも。
ボタンが押しにくい
背面にボタンが付いていることによって、スマートなデザインになる反面、やはり少し使いづらいです。
一番多用する電源ボタンは端っこにある&ボタンに凹凸があるので見ずに押せるのですが、他のボタンが操作しづらいです。
あまり設定をいじらない人は気にならないと思いますが、明るさなどの設定を時間帯によって変更する方等は使いづらく感じるかもしれません。
スタンドの奥行き

スタンドの奥行きが10cm近くあるので、デスクの縦幅によっては、はみ出てしまうことがあります。
いかんせんサイズがでかいので、ある程度目との距離を離さなければなりませんからね。
27インチモニターを使用する場合は、目とモニターの距離は60cmが良いらしいです。
僕の環境だと完全にはみでます。
ちなみに、中央に空いた穴は、コード類を通して綺麗にまとめる用です。
おわりに
不満な点もいくつかありますが、この価格でこれだけの機能があれば十分だと思って使っています。
I-O DATAの技術力がいかんなく発揮されている良いモニターだと思います。
以上、I-O DATAのEX-LDH271DBのレビューでした!
[追記]動画版もあります
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