デスクトップパソコンで作業をする時間が非常に長いので、デスク周りの環境にはお金をかけようなんてことを思っているのですが、結局買い替えるのが面倒で、安いものや少し使いづらいものを使い続けています。

その代表が椅子。数年間、PCデスクではダイニングチェアを使っていました。
やはりダイニングチェアは、食事やちょっとした休憩時の使用を目的に作られており、PCデスクで使うにはあまり適しているとは言えません(少なくとも私の使っているこの椅子は、というだけであって、PCデスクでも使いやすいダイニングチェアもあると思います)。
もう何年も前から買い替えようと思っていたのですが、めんどくさがって後回しにしていました。
が、しかし!
ついに先日、ネットでポチってしまいました。タンスのゲンが販売するハイバックオフィスチェアー”65090110″です!
今回は、購入し実際に使ってみての感想を書いていきたいと思います。
先に言っておくと・・・めっちゃ良いです。
ネットで椅子を買うのは賭け
私が何年もめんどくさがっていた理由です。
椅子はどう考えても、店舗で買った方が良い。
椅子のような“日常生活で頻繁に使うものであり、かつ、使い心地によって作業効率等が左右されるもの”は購入の際に慎重に選ばなければなりません。
例えばパソコンのキーボードなんかもそうです。
家具屋等の店舗に行って実際に自分の目で見て、サイズ感や質感を見たり、そして何より試しに座ってみて座り心地の確認をしてみることは非常に重要だと感じます。

まぁ、私はネットで買っちゃったんですけどね!
色々探し回ったりするのも疲れちゃったので「ままよ!」精神で購入しました。
見たことも座ったこともない椅子を買うのはなかなか勇気のいることです。
椅子というのは捨てる際に自治体にお金を払わないといけませんからね。
「買ったけどあんま良くなかったからい~らね」がしづらい。
まぁそもそも1万円弱払ったものをそう簡単に捨てたくない。
ちなみに、僕が椅子に求めていた特徴としては、
- ハイバックでヘッドレストがある
- メッシュ素材
- アームレストが付いている
- キャスターで移動できる
- リクライニングができる
- 高さ調節ができる
この6つが主です。
ハイバックなら姿勢を正すことができたり、背を預けてリラックスすることができます。
また、メッシュ素材は夏に蒸れにくい、アームレストはスマホをいじる時に肘を置けて便利、キャスターが付いていることによってもう1つのデスク(サブデスク)に簡単に移動できる、リクライニングできることによって作業中の休憩の質を上げられる、高さ調節ができることによってメインデスクとサブデスクに対応可能というようなことを考えています。
今回購入した“65090110”にはこれらの機能ほぼすべてが搭載されています。
“ほぼ”と言ったのには理由がありまして、それも追って書いていきます。
組み立てていく!
大不器用人間としては、内心結構びくついておりました。
「この僕が・・・椅子を組み立てる・・・?」とドキドキしていましたが、意外と簡単、30分程度で組み立て完了しました。
それでは簡単にではありますが、組み立てていく工程をご紹介してみます。

こちらが届いたダンボール。なかなか重いです。
力のある方なら余裕と思いますが、そこまで腕力に自信のない方は慎重に運ばないと

こうなりますのでご注意ください。

開けると、中にはぎっしりとパーツが収納されていました。
すべて緩衝材に包まれているので、パーツ同士がこすれて傷がついたりという心配もなさそうです。

全部出してみるとこんな感じ。
背面、座面、ヘッドレストのような基本的なパーツ8つと、ネジ、六角レンチといったような4つの小物道具が入っていました。

緩衝材のおかげで、椅子のキャスターを取り付けるパーツがヒトデのようになっていました。
ぶん投げてみたいですね。
遊んでいる場合ではありません。
早速、取扱説明書に書かれた組み立て手順を見ながら作業を進めていきます。
まずは、全てのパーツがきちんとあるかを確認します。
説明書に記載されたイラストを見ながら、1つ1つパーツの存在の有無を確認していき、ついでに緩衝材を取り外していきます。

確認が終わったら、先ほどのヒトデにキャスターを取り付け。
ぐっと押し込む×5個。
フローリングを傷つけにくい、PUキャスターだそう。

それが終わったら、シリンダーをくっつけます。
これも穴に入れて押し込むだけ。

次に、アームレストを座面に取り付けるためにネジと六角レンチを使用します。
必要な工具はこのように同梱されているので、別途用意する必要が無くて非常に便利です。
また、ネジにおいては使う場所ごとに番号分けされているので、これもわかりやすくてなんともありがたい。

このようにして、六角レンチを使って座面パーツにアームレストパーツをねじ止めします×2回左右ぶん。

さらに、座面裏の中央に座面ブラケットを取り付けます。
座面パーツにも座面ブラケットにも、どちらが前方向かを表す“FRONT↑”マークのシールが貼ってあるので、前後を間違て取り付けたせいで前衛的な椅子ができあがるというのを防ぐことができます。
さて、次に背面パーツをブランケットにねじ止めするのですが、その際、座面を高い位置に持ち上げながら背面を取り付けなければなりません。
形で言うと、椅子をひっくり返したような形です。
その作業がすごくやりづらいというレビューを事前にAmazonで見かけていて、実際にこの工程に入ったときに「ほぅ・・・これか」と一瞬ひるみはしましたが、

このように、商品が入っていた巨大なダンボールに乗せて作業することで解決できました。
ちょうど良い高さでやりやすかったです。

そして、椅子の脚部分から伸びるシリンダーに座面パーツの穴を合わせ、奥まで押し込み・・・

ヘッドレストを取り付けると・・・

完成!
座り心地はいったい
肝心なのは座り心地です。
一か八か、自分に合っていなかったらそれまでです。
実際に座って感じたのは、

はい、すごい良いです。
座面がなだらかにくぼんだ形をしているので、足にフィットして座りやすいです。
そして何より、僕が所望していた6つの機能を搭載していて、さらに10000円をきるという圧倒的なコスパの良さ!

アームレストが可動するので、デスクにアームレストが当たってしまうという問題は発生しませんし、また、ギターの練習をするとき等にも邪魔になりません。
そして、冒頭で書いた、「”65090110″には6つの機能ほぼすべてが搭載されている」という一文の”ほぼ”というのは、実はこの製品にはリクライニング機能が搭載されていないためです。
なので、実際には僕の6つの願いは叶えられていないのですが、代わりに“ロッキング機能”なるものがあり、これがリクライニング機能の代わりをしてくれるので僕的には良しとしています。

これが、

こうなる。
座面も少し傾くので、背をあずけやすいのがポイント。
すっぽりはまってるイメージです。
しかし、不満点を挙げるとするならば、立ち上がるとパチパチという音が鳴るということでしょうか。
詳しく書きますと、座面から立ち上がると同時に、座面からパチパチ・・・パチパチパチパチパチパチという謎の音がします。
小さな音なのでまぁ良いっちゃ良いのですが少し気になりますね。
パチパチというのは、炭酸的なパチパチ音です。
サイダーのボトルを開けた時のパチパチ、シュワシュワ的な音。
おそらく、座っていたことによって圧迫されていたメッシュ生地が、椅子から立ち上がることよってもとにもどる時の音だと思われます。
【追記】
しばらく使っていたらパチパチ音は自然となくなっていきました。今は完全に無音です。
そしてこれはしょうがないことなのですが、値段相応のチープさもうかがえます。

ロッキングの傾きを固定できるレバーを覆う蛇腹の素材があまり良くなかったり、

座面裏は手の込んだ縫合ではないように感じました。
ただ、やはり何といってもこれだけの性能で10000円以下ですからね。
妥協点として、座面裏の縫合やレバーの柄というのはちょうど良い場所なのではないかと思います。
この辺は触って使うこともありませんしね。
おわりに
以上、10000円以下のオフィスチェア”65090110″のレビューでした。
これからも末永く共に歩んでいきたいと思います。
ではまた。

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