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【東京→大島】往復6000円!「さるびあ丸」で行く格安夜行フェリーの旅【島トクきっぷ】

【東京→大島】往復6000円!「さるびあ丸」で行く格安夜行フェリーの旅【島トクきっぷ】 旅行
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どうもでございます。

ばすてい(@morosaredo)です。


伊豆半島から約25kmの場所に浮かぶ、伊豆大島

行政区域は東京都であり、「東京の離島」として有名です。


東海汽船では、「大島弾丸きっぷ」や「5670(コロナゼロ)きっぷ」といったお得な切符が頻繁に販売されており、異常な割引がなされています。


今回は「冬旅❤春旅 応援キャンペーン ・スーパー島トクきっぷ」を利用。

通常、片道5190円、往復で10380円のところ、なぜか往復6000円で乗船することができました。


今回は、東海汽船の大型客船「さるびあ丸」に乗って、東京から大島へ観光に行く様子を文と写真でお届けいたします。


船で一泊という、旅の楽しさを最大限に感じられる「さるびあ丸」の様子をご紹介します。


出発は竹芝! 東京駅から無料水素バスで港へ向かう

船の乗り場は、JR浜松町駅の近くにある「竹芝客船ターミナル」

出航は午後10時です。


というわけで現在おりますのは、東京駅 丸の内駅舎前でございます。


実はここから、「JR竹芝 水素シャトルバス」という周遊バスが運行されており、なんと無料で「竹芝客船ターミナル」まで行くことができます。


緑色のルートと黄色のルート、2種類運行

運行ルートはこの通り。

東京駅→ウォーターズ竹芝(竹芝客船ターミナル)→日の出ふ頭→東京タワー(※停車しないバスも有)という順で停車し、東京駅に戻ってきます。


こちらがその水素シャトルバス。

丸の内駅舎前のロータリーから乗ることができます。


鮮やかな青色の車体に、LEDが煌々と輝く近未来的な見た目なので、パッと見ですぐにわかりました。


乗車。

天井のLEDが真っ白に輝いていて、車内が妙に明るい。


19時30分、定刻通りバス発進!


大企業の高層ビル群を抜け、煌びやかな銀座の街を抜け……。

高級外車がバンバン走る、自分では絶対に運転したくない東京の街を颯爽と駆け抜けます。


竹芝客船ターミナルでチケット発券

20時22分、竹芝埠頭に到着。

この一帯は基本的にオフィス街なのでサラリーマンが多いのですが、ホテルやレストラン、劇団四季の自由劇場があるため、観光客が多いのも特徴です。


埋め立て地の狭い場所に、ギュッと色々な人が集まっています。


竹芝客船ターミナルで受付をして乗船券を発券。


行きのチケットと帰りのチケット、2枚もらいました。

今回の格安切符では、選べる部屋は「2等和室」といういちばん安い部屋に限定されます。


モニターで運行状況をチェック。

利尻島付近は波が高い可能性もあるようです。


乗船するのは22時発の3000便ですが、大島へ行くぶんには問題なさそうですね。


暇つぶしに外へ出てみると、ターミナルの真横に荷役作業中の船が係留されていました。


調べてみたところ、この船は大島より先の三宅島や八丈島へ行く「橘丸」だそうです。

私の乗る「さるびあ丸」の出航から30分後に出るとのこと。


奥にはレインボーブリッジ

お台場晴海エリアの高層ビル群スカイツリーなどが見える隠れ夜景スポットです。


そしてすぐ目の前には旅の高揚感が高まる出航準備中の大型客船。


アクセスが良いわりにそこまで人も多くないですし、個人的に東京観光の穴場だと思っています。


そしてこちらが「さるびあ丸」

全長118m、総トン数6099t。でかい。


2020年6月に竣工されたばかりの新造船で、外装内装ともに綺麗と評判です。


ターミナル内に戻ってきました。

時刻は21時半になり、待合室にも一気に活気が出てきましたね。


案内があり、いよいよ搭乗口へ。

みんなさるびあ丸の写真を撮っています。


新幹線の自由席のように早く乗らないと座る場所がなくなるみたいなことはないので、各々のんびりできるのが良いですね。


飛行機にしろ船にしろ、搭乗口のワクワク感は異常。

自分の足で非日常へのトンネルを進んで行く感じがたまりません。


「さるびあ丸」乗船!

乗船してすぐ、フロア中央にあるのは上下階へ繋がる階段。

一刻も早く船内探索をしたいですが、まずは自分の部屋へ行って荷物を置きましょう。


2等和室C80。ここですね。

靴は部屋の入口横の下駄箱に入れるスタイル。


室内はこんな感じ。

和室と言っても畳ではなく、全面カーペットの床です。


以前記事でご紹介した、寝台列車サンライズ号のノビノビ座席に似ていますね。


頭上には100円返却式のロッカー

部屋は定員10名で、寝るための細長いスペースを1人分として利用できます。

狭いと言えば狭いですが、まぁ寝るだけなので無問題です。


相部屋の人は学生2人組と、親子2人。

特に会話などはありませんでしたが、お互い気を使いながら配慮する空気があり、迷惑な人はいませんでした。


荷物を置き、急いでデッキへ上がってきました。

出航の瞬間はやはり外の景色を見たいですからね。


22時になり、いよいよ出航!


初っ端にレインボーブリッジの下をくぐるという大イベント。


展望デッキには写真撮影のためにかなりの数の乗客が集まってきました。


右も左も正面も、どこを向いても高層ビルの明かりが海に浮いているような光景は、東京湾上でしか見ることができないと言えるでしょう。


本当はずっとデッキで海を見ていたかったのですが、3月の海上は「寒い」の最上級「寒est」(サムエスト)だったので、おとなしく中へ戻ることに。


デッキと同じ6階にはレストランも併設されています。

夕食は事前に食べてきたので今回は利用しませんが、ちょっと入口付近を覗いてみます。


券売機制のようですね。価格は平均して1000円前後ほど。


ただし、23時前現在は満席となっており、券売機で購入する前に係の方の案内に従うよう貼り紙がありました。


さて、そろそろ部屋のある4階へ戻りましょう。


ちなみに、私は2等「和室」を予約しましたが、同価格で椅子席の利用も可能です。


横になってくつろげないという大きなデメリットはありますが、隣の人の寝相を気にする必要がなかったり、あまり人気が無いので空いていたり、メリットもあります。


各階に自動販売機フロアが設置されており、ジュースやカップヌードル、お菓子を買うことができます。


貸毛布の券売機もこのフロアにあります。

1枚100円のチケットを購入することで、4階の案内所カウンターで毛布と交換できるシステムのよう。


毛布を受け取って部屋に戻ってきました。


大きさは十分。

生地も意外としっかりしていて、これ一枚で大丈夫そうですね。


部屋の空調もしっかり利いているので、寒さに関しては心配いらないでしょう。


どうやら温度も調節できるらしい。


ただ、エアコンの温度調節というより、室温の調節というニュアンスな気がしますね。

吹き出し口の開き具合を自分でちょうど良い具合にして、室温を最適にしてくださいという方式のようです。


寝る前にトイレ。


夜中にトイレに行くと、相部屋の人を起こしてしまう可能性がありますからね。

寝る前に身体中のあらゆるものをひねりだしておきましょう。


廊下でこんな張り紙を発見。

なんと「さるびあ丸」、フリーWi-Fiがあるらしい。


5階6階のみと、使えるエリアは限られているようですが、船内でネット接続できるというのはかなりありがたいです。


以前、東京→福岡の「オーシャン東九フェリーどうご」という船に乗りましたが、ネット依存の私は耐えられませんでした。


真っ暗な海上で、世間から完全に隔離された状態になると、得も言われぬ不安感に襲われるものです。


トリスハイボールのおじさん、両手から電波を放出してくれてどうもありがとう。

(同じデザイナーの方がデザインした別キャラらしいです)


大島への到着予定時刻は明日の朝6時

今から0秒で入眠すれば6時間寝れますね。



はい、おはようございます。

疲れがたまっていたからか、本当に一瞬で寝れました。そして一瞬で朝になりました。


波が穏やかだったのか、船酔いもなし。

夜中に目が覚めることもなく、完全に熟睡できました。


窓からは絵画のような朝焼けの景色

水平線上に淡いサーモン色の朝陽が滲む、海の上でしか見ることのできない絶景です。


寝起きが悪いことに定評のある私でも、この光景を見ると体のだるさが吹っ飛びます。

時間を忘れてしばらく見入ってしまいました。


とかやってたら時間ギリギリ。

大島到着の2分前にロビーに来ました。


めちゃくちゃ混んでる。

人の列が階段まで続いて、下の階まで繋がっています。


午前6時1分、大島上陸!

恰好や荷物から、降りた人ほぼ全員が観光目的と思われます。


降りてすぐ、堤防の向こうにはちょうど朝陽が昇り、観光客をお出迎え。


さるびあ丸はこの後20分停泊した後、利島、新島、式根島、神津島へ向かい、昼過ぎに再びここ大島へ戻って来て、東京へ向かいます。


今回利用した「冬旅❤春旅 応援キャンペーン ・スーパー島トクきっぷ」は、大島に早朝に到着し、昼過ぎにまた同じ船に乗って東京へ帰るというプラン。


さるびあ丸、また後で!


おわりに

というわけで、東海汽船のお得な切符を利用して、東京→大島の「さるびあ丸」に乗船してみました。


東海汽船さんは、海運会社のなかでも特に頻繁にお得な切符面白いキャンペーンを行っているのが特徴です。


船旅、離島に興味がある方は、ぜひ機会を見つけて利用してみてはいかがでしょうか!


ではまた。


船に乗ると毎回、「友達と一緒に船旅したらめちゃくちゃ楽しいだろうな」と思う。

友達がいないので無理ですが。

 


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