ばすていです。
僕には、昔から疑問に思っていたことがひとつあります。
それは、ダジャレを言った直後ならどんなにバカにしても許容される、みたいな風潮です。
例えば、こういうこと。
Aさん「お腹痛いな。トイレ行ってくる」
Bさん「おっ、行っトイレー!」
Aさん「失せろ(頭を叩きながら言う)」
なんでそんなことするの?といつも思ってしまいます。
僕はあまりダジャレを思いつかないので、普段全然言えないのですが、友人がシャレを言うと「なるほどな」と感心してしまいます。
ちなみにその後は必ずその場の空気が死にます。もしかして「なるほどね」とか、そんなリアクション望んでないからか?
いずれにしても
いずれにしても、頭を叩いたり、暴言を浴びせたりするほどか?といつも思います。
というかむしろ、ダジャレ言えるのってすごくないですか?
凄く頭の回転が速く、そして単語の言い換えがうまい(ボキャブラリーの豊富さにも繋がる)とも言えます。
“ダジャレはしょうもない”という固定概念にとらわれ過ぎている気がします。もはやこれは一種の文化になっている。
どれだけ、文化として思考になじんでいるのか、試しに友人にLINEでダジャレを送って確認してみたいと思います。



見事に既読無視されました。
返信価値無しとみなされたのでしょう。
ちなみに僕が送られた側であっても、きっと既読無視していました。虫じゃないのに。
まぁ、これは会話の中でうまいことを言っているわけではないので、少し言いたいこととは違います。ただ友人を巻き込んだだけですね。
ごめんね。
ただ、ダジャレでなければ返信がきていたと考えると、”ダジャレを言っているから無視した”という問題は発生しているということがわかります。
そもそも何故こういった文化ができあがったのか、考えてみるとやはりテレビのバラエティー番組の影響が大きいと思いました。
誰かがダジャレを言って、他の誰かが「帰れ!」とかツッコミを入れる。そしてひな壇のタレントや観客が笑う。そういったシーンをテレビで見ることはよくあります。
それを見た視聴者が、「自分も華麗にツッコミを入れてウケをとってみよう」とテレビのシーンを真似して起こる現象なのではないかと推測しました。
しかし、やはりテレビのようにはうまくかずに、ただただダジャレを言った人が嫌な思いをするだけという結果になってしまいます。
では、それはなぜなのか。おそらく、テレビで見たシーンを誤って解釈してしまっているのではないでしょうか。
一見、誰かがふざけてダジャレを言ったのに対し、他の誰かが激しい言葉でツッコんでいるだけですが、それはさすがプロの技であり、簡単には真似できないと思います。
そもそも、芸能人がテレビでそういったことをしているのは、仕事だからである。これはまず念頭に置いておかなければなりません。僕らが日常のなかでツッコミとして頭を叩いたりするのとはわけが違います。暴言を吐く・頭を叩くことで番組を面白くしているのです。
そしてその行動は、ダジャレを言った側にもメリットがあります。それは、視聴者からすれば、その2人による一連の流れが面白かった、という認識になるからです。
“番組を面白くしたい”、”双方がウィンウィンになる”、これらの共通認識が根底にあるため、そういった流れが作り出される。”そして番組を面白くしたい”という思いを持ったひな壇のタレントたちが笑う。
芸能界にいるわけでもないため、詳しいことは全然わかりませんが、一般的に考えることができるのはこういった感じでした。
そういったプロの技を、見たまま実践しようとして失敗してしまうのだと思います。
ではどうしたら良いのか。解決できるならしたいものです。この文化が進んでいったら、いずれ”ダジャレという文化”が消滅してしまう気さえします。ですのでもちろん、”誰もダジャレを言わない”なんていうのは無しです。
ただやはり、面白くないというのもわかります。
いや、すごくわかります。
ダジャレって基本面白くないんですよね。大爆笑することはほぼ100%ないです。
でも笑わないにしても、何か良いリアクションや返答はないか。ずっと考えてきました。
既存の、”ダジャレを言うことによって楽しい空気壊れちゃったんだが、どうするつもり?”という雰囲気を出して笑いをつくるわけではなく、何か新しい笑いや返答を考えたい。
実際にやってみたら何かわかるかもしれなといと思った僕は、再び友人に連絡してみた。

LINEを開いたら新しいメッセージがきていたことに気付きました。
何か深刻ことを言っている。
メガネ生活から脱却し、華々しいコンタクト生活を送っていた友人。
しかし病院で診察を受けたところ、どうやらコンタクトレンズの使用をやめるように医師に宣告されたようです。かわいそうすぎる。

肩を落とさないで・・・。ほら、ダジャレでも考えてみて。

何もわかりませんでした。以上です。
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